コーヒーの焙煎による違いと良し悪しなど

基本的に深煎りが好きなKARUIZAWA COFFEE COMPANYの板倉と申します。

皆様はコーヒーを買うとき、飲むときに焙煎方法や焙煎度は気にされますでしょうか。

また、好みはありますでしょうか。

焙煎方法や焙煎度は、好みを見つけるには結構大切なプロセスだと思っています。

そして、コーヒーの素材の味を活かすに大切な部分だと思います。

(一番大切なのは豆の品質などですが)

パプア・ニューギニアのスペシャルティコーヒー生豆

【このコーヒーにはこの焙煎度がいい】

と言っても、私の見解です。ざっくりです。

温かく見守ってください。

コーヒーには産地や気候、種類によって様々な味の特徴が現れます。

アフリカ系は酸味がある。とかとか。

その特徴によって、焙煎度も「この焙煎度が一番このコーヒーの特徴を生かせる!」という事になります。

まず焙煎度は、大きく分けると

浅煎り・中煎り・深煎り・フレンチ・イタリアンなどがあります。

フレンチ・イタリアンはアイスコーヒー用として使われることが多いですかね。

※コールドブリューはまた別ですが。

浅い焙煎ほど軽く、深い焙煎ほど苦くなるイメージです。

アメリカンコーヒーなんかは、基本的に焙煎が浅いので軽い感じのコーヒーになります。

※お湯を多くしてセコい抽出をした薄いコーヒーというわけではありません。

さて、ここでどんな特徴の豆に、どんな焙煎度がいいのかというのを考えます。

酸味を特徴とした豆=浅煎り・中煎り

苦味を特徴とした豆=中煎り・深煎り

とにかく苦くしたい=フレンチ・イタリアン

目安としてはこんな感じです。

産地で言うなれば

インドネシアは深煎り。

コスタリカは中煎り。

エチオピアは浅煎り。

あくまで例ですが、私はこんなふうに考えています。

当店でも、やはり酸味や華やかさを楽しんで欲しいと思うコーヒーは浅~中煎り。苦味やコクを楽しんで欲しいと思うコーヒーは中~深煎りにさせていただいています。

(まれに酸味が特徴の豆を深く焙煎し、甘味を楽しんでいただきたいコンセプトの商品もあります。)

当店ではオリジナルブレンドもお作りさせていただいております。
お客様のお好みに応じて、味の好みや雰囲気やイメージ時で各産地の豆を選出。そして配合によりほぼほぼ味のイメージが決まります。

次に全体的な味のお好みを目指し、焙煎します。

深煎り(フルシティロースト)

【焙煎方法による味の違い】

最近は自宅で焙煎ができる家庭用卓上焙煎機なども増えてまいりました。

焙煎方法は、大きく分けると

・直火

・半熱風

・熱風

・炭火

という感じだと思います。

ちなみに当店は熱風です。

それぞれについてのイメージは

・直火=文字通り炎の熱で焙煎します。独特な苦味や香りが出ます。

※炭火は熱源がバーナーではなく炭火になります。

・半熱風=バーナーから出る炎を直接当てず、その熱と熱風で焙煎します。直火のような独特な焦げのフレーバーが付きづらく、どちらかというとスッキリした味になります。

・熱風=炎から出る熱を風で送り込み、豆を焙煎します。熱の通りがよく、豆の水分もしっかり飛ばし、ムラなく焙煎でき、すっきりとした味わいになります。

と言う感じです。

個人的には熱風の焙煎が好きです。

これも好みですね。

コーヒーはトコトン拘れる嗜好品です。

だから正解がありません。

焙煎度や焙煎方法も色んな組み合わせがあります。

コーヒー豆を購入するときに、気にして、試し、自分好みのコーヒーを見つけてみましょう。

また当店ではオリジナルブレンドも100gから焙煎が可能です。

あなただけのオリジナルブレンドを作り、こだわり、コーヒーが「楽しむコト」になっていきますように。

当店でも、そのお手伝いができますと幸いでございます。

KARUIZAWA COFFEE COMPANY

板倉和之

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