皆様こんにちは。
KARUIZAWA COFFEE COMPANYの板倉です。
2022年12月より一新させて頂きました、当店のオリジナルブレンド。
お陰様で、皆様にご愛顧いただきご好評いただいております。
2016年から旧軽井沢の地でコーヒー専門店をOPENさせ
「旧軽井沢ブレンド」「愛宕ブレンド」「鹿島ノ森ブレンド」「南ケ丘ブレンド」など
軽井沢の地名を冠した様々なハウスブレンドを作ってまいりました。
そして、先述の通り2022年12月より、新たなブレンドをリリースさせて頂きました。
これまでご愛顧いただいておりました各種ブレンドを一新することに対しては、とても不安でした。
お客様にもご迷惑をおかけする事になるのをとても懸念しておりました。
しかしコロナ禍を経て、移転をさせて頂き、様々な感情があり一新という決断に至りました。
今回は、なぜお店の顔とも成るブレンドを一新したのかについて、お話しさせていただければと思います。
このノートはKARUIZAWA COFFEE COMPANYのコト、運営者のコト、軽井沢のコト、様々に書かせて頂き、モノがありふれた時代の中で、軽井沢コーヒーカンパニーをより知っていただければ幸いと思い、書かせて頂いております。
■2016年からのブレンド
2016年、ロースタリーのオープン準備を進める中で、はじめに作ったブレンドは「旧軽井沢ブレンド」でした。
当時は旧軽井沢という多くの方が愛し、挙って別荘を建てた別荘発祥の地のように
皆様から愛していただけるブレンドを1個作りたいと考えていました。
また、せっかく軽井沢でお店を始めるのだから、軽井沢の地名を冠したブレンドがいくつかあっても面白いなと思い、各地それぞれの歴史や昔どいういう土地だったのか、どんな物があったのかなど歴史や過去のイメージから連想し、書き出し、自分なりの考えたブレンドを作りました。
各エリアの特徴や歴史を感じ、その後も「鹿島ノ森ブレンド」や「南ケ丘ブレンド」「愛宕ブレンド」をラインナップさせていただきました。
■コロナ禍を経験
それからしばらく時は経ち、2020年。
私たちは新型コロナウィルスによるパンデミックを経験することになります。
その時の旧軽井沢はというと、ゴールデンウィークだと言うのに本当に人がいない。
お店もやっていない。
本当にゴーストタウンのようでした。
もちろんお店にもお客様はいらっしゃいません。
繁忙期である夏も同様に、お客様が増える気配は一向にありません。
それでも日々会社も自分自身も潰れないために、自分がやっている事の意味、できるコトは何か、やるべきコトは何かなどを自問自答していました。
そして、この経験がブレンドを一新するきっかけともなりました。
■店舗移転という経験
コロナ禍が明けようかと言う頃、私はこれまで運営してきた2店舗を統合し、移転させて頂く事となります。
これまで運営してきた2店舗、本当に好きでした。
「店舗移転」という事は自分にとって、とても勇気のいる事でした。
しかし、先述のようにコロナ禍の中で自問自答し、会社と向き合い、様々に見えてきた事が私の背中を押しました。
そしてこの店舗移転も経験することで、自分のやっている事、自分が過ごしている日々、今感じていること、今を生きている事に対して、もっと自分なりに何か表現できる事はないのかと考えていました。
■自分がコーヒーからできるコト
そんなことを考えていて見つけたこと。
コーヒーです。
そうです。
私は今、コーヒーを生業にしています。
私のそばにはいつもコーヒーがありました。
コーヒーと過ごす時間の中で、コーヒーには様々な可能性があるという事を知りました。
そして、コーヒーは私の感じていること、体感していること、経験した事を表現できる立派なツールでもあると考えました。
これまでのブレンドも間違いではないのですが、過去の歴史や時代というのは、もう自分には経験できないこと。体感できない事です。
モノがありふれている時代。
若輩者ながら、自分の人生の中でコーヒーに携わっている事の証として、誇りとして、自分自身が軽井沢で過ごす時間の中実際に経験し、身近に体感したコトをコーヒーで表したいという思いが大きくなりました。
勝手ではございますが、誰よりも軽井沢コーヒーカンパニーを愛している自分だからこそ、このお店から皆様に届けたいコーヒーがあります。
■軽井沢を感じていただけるコーヒー
そうして、軽井沢で日々を過ごしている自分だからこそ
自分が身近に感じたこと、日々の風景、感情をコーヒーで表現し
軽井沢を身近に感じていただけるブレンドたちを作らせていただきました。
KARUIZAWA「森」
KARUIZAWA「空」
KARUIZAWA「雨」
です。
ブレンドそれぞれの内容や思いは、別の記事で書いて参ります。
「軽井沢の地で過ごす方々の心に届くような。」
「軽井沢の別荘で休息し、また忙しい日々の中に戻った方々の心に寄り添えるような。」
「軽井沢の地を訪れ、楽しかったコトや過ごした情景を心に思い出すような。」
軽井沢をそばに感じていただけるコーヒーを、軽井沢コーヒーカンパニーからお届けできればと思っております。
このコーヒーと過ごす時間が、幸せでありますように。
軽井沢コーヒー合同会社
KARUIZAWA COFFEE COMPANY
板倉和之
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