皆さまおはようございます。
最近自分の人生や事業のこと。
これらを考え直すことに時間を割いていました。
この始めたばかりの軽井沢コーヒーノートでも、つい先日同じような記事を載せました。
【どんな思いでお店をやるか【ありふれた中の「オンリーワン」】
今回はコレとはまた別の。
もっと単純な部分について書かせていただきたいと思いました。
【KARUIZAWA COFFEE NOTE】は、改めて日々当店をご利用くださるお客様に
軽井沢コーヒーカンパニーとはどういったお店なのか
運営者はどんな人間で
どんなことを考えているのかを知っていただく。
またブログを書くコトにより、コーヒーや自分の事業を再確認し
「過去」ではなく「今」を見つめ直すための記し。
という位置付けです。
そしてありふれたコーヒーの中で、軽井沢コーヒーカンパニーをより知っていただければ幸いです。
旧軽井沢でやる事にどんな思いがあるのか
なぜ旧軽井沢なのか。
最近そんなことを改めて聞かれることがありました。
遡ること高校時代。
私が知っている旧軽井沢は、それはそれは本当に寂れたイメージしかない所でした。
「観光地」ということは少し知っていたかもしれません。
「銀座商店街」と言われていたことも知っていたと思います。
町の中には当時流行っていたり、自分も好きだったブランドのバッグが売られていたりしていました。
でもそれはなぜか自分たちの中で「ニセモノ」扱いされていました。
当時、知人が旧軽井沢でバッグを買ってきたことがありました。
でもそれを聞いてなぜかみんな「じゃあそれ偽物じゃん」と言ってからかっていた事もあったのかな。
それが本物か偽物かは当時の僕にはわかりません。調べようともしませんでしたし。
あとはアイドルショップとか、プリクラ屋さんなんかもあった気がしています。
(定かではありませんが)
いずれにせよ、高校生の頃は本当に寂れたイメージしかありませんでした。
失礼は承知ですが、当時はそんな記憶なんです。すみません。
事実、今旧軽井沢でお店を構えている中でお客様や、昔から商売されている方とお話しすると
「昔はそんな時もあったねぇ」なんていう方もいらっしゃいます。
話は戻って
じゃあなぜ「そんな」旧軽井沢でお店をやるのか。
それは旧軽井沢の歴史や文化に触れる事で、本当の旧軽井沢の魅力を感じたからです。
別荘文化発祥の地「旧軽井沢」
軽井沢が別荘地として、避暑地として、ステータスなども含め今尚知られているのは、間違いなくこの地から始まった
文化があったからだと思います。
旧軽井沢には様々な古い建物が残ります。
歴史を感じさせる場所です。
今旧軽井沢は言うなれば観光地です。
もちろんコレは決して悪い事ではありません。
当店も、観光のお客様にもご利用いただいております。
有り難い限りです。
しかし、シャッターが閉まる空き店舗が多く、どこか魅力が無くなってきています。
当店は旧軽井沢で焙煎されることや嗜好品としてのコーヒー本来の魅力
また生活の中でコーヒーを淹れて飲むことの豊かさを提供・発信していくことで
軽井沢の価値や別荘で過ごすことの豊かさを広め、別荘文化発祥の地「旧軽井沢」の価値をさらに高めていきたいと思っています。
旧軽井沢から始まる新たなコーヒーブランドとしてこの地で焙煎される新鮮なコーヒー豆が
旧軽井沢の新たな魅力となり、その魅力がこの地を発信していく一つのコンテンツとして多くの方に広がり
より魅力のある旧軽井沢を伝え、もう一度人々を魅了する旧軽井沢銀座の核となりたいのです。
「寄り添うコーヒー屋さん」って何?
これは以前から言っている
「コーヒーから生活を豊かに」に通ずること。
改めて「こうなりたい」と思っています。
でも「寄り添う」って何?
と言う事。
ここで「寄り添う」を自分なりに考えます。
先に言いますと、寄り添えているか否かは「お相手」が決める事。
自分が主役にはなれないと言う事です。
要は
相手の思いやセンス、感覚(味覚・嗅覚)に共感し
相手を理解し、忠実に関わりを全うする事。
そしてこの上で大切なのは
「それが相手のためになる事」
です。
相手とは
個人だとその方。
企業だとその企業のお客様とスタッフの方々です。
コーヒーは嗜好品。
その人のこだわりがあっていいのです。
KARUIZAWA COFFEE COMPANYは、100gからお客様のお好みに合わせたブレンドや焙煎度で焙煎し、オリジナルブレンドを作らせていただいております。
もちろんコレは必要のない方には必要のないことかもしれません。
しかし、お客様の中には実際に自分好みを見つけたい方がいらっしゃるのも事実です。
そして、その自分好みのコーヒーとともに過ごす時間は、生活をより豊に、幸せにしてくれると思います。
これは企業さまや、例えばホテル、飲食店も同じだと思います。
お客様を喜ばせたいと言うコンセプトのお店があったとして
では喜ばすためのツールはこだわって居れているのか。
と言う事。
なんとなくや、安いからで決めている。
もちろんそれもありなんだと思います。
でも、気をつけましょう。
そんな思いって伝わってしまいます。
これは自分にも言い聞かせなければいけませんが。
「ここでしか飲めないコーヒーが欲しい」
「こんな雰囲気の中で楽しめるコーヒーにしたい」
そんな方は是非ご相談ください。
勉強しながらではありますが、私はそのお手伝いがしたいです。
お相手の世界の一部として、自分の出来る事や機能がフルに活用されている。
それが自分の幸せです。
旧軽井沢でコーヒースタンドをやる意味
コーヒースタンドにつきまして。
簡単に言うと、これをやる意味は
単純に楽しんで欲しいと言うコト。
旧軽井沢で色々な思いの中やっているコーヒー豆専門店が焙煎したコーヒー。
これを手軽に楽しんで欲しいのです。
「手頃」ではなく「手軽」です。
2019年から1年やらせていただいて感じたことがあります。
それは「あの場所であの狭さで良かったなぁ。」と言うこと。
(気になる方は、2020年4月中旬以降に是非ご来店ください。)
KARUIZAWA COFFEE COMPANY STAND
旧軽井沢は別荘地でもあり観光地でもある。
近所の方や別荘の方がフラッと立ち寄ってくださり、さらに別荘の方が来てくださり
そこでその方同士が仲良くなる。
お客様同士が和気藹々と話す。
近所の方、別荘の方と観光客の方が意気投合する。
そんな光景を何度も見させていただきました。
そこにはもちろんコーヒーがありました。
旧軽井沢には上皇后さまが出会われ、テニスを楽しまれていらっしゃったテニスコートがあります。
そのテニスコートと銀座通りを結ぶ細い道。
「テニスコート通り」と言われています。
その通りは、銀座通りほど人は通りません。
しかし、昔から気品のある別荘の方が通る通りと聞きました。
その場所でコーヒースタンドを出ささせていただいております。
先も言いましたが、有り難いことに
人と人が出会う場所になっていたのです。
これがもし大箱で銀座通りに面していれば、もしかしたらお客様の層は変わっていたかもしれません。
また、何十席もあるテーブルだと、お客様同士の会話は生まれません。
席は個々のスペースになってしまうからです。
最近、軽井沢にあるバーに行かせていただくことがよくあります。
そこはカウンターのみのお店。
雰囲気もよく、お酒も美味しく、マスターの人柄は最高です。
でもそこで改めて感じたことは、お客様同士が繋がる楽しさでした。
これがコーヒースタンドでも生まれていたのです。
旧軽井沢でお客様同士の、別荘族同士の出会いの場になるお店。
そんな事実も魅力の一つ。
これからもそんな出会いがあるお店でありたいです。
根底にある思いはコーヒーから「楽しむコト」
軽井沢コーヒーカンパニー。
自分が今人生を注いでやっていることです。
「旧軽井沢でやる事にどんな思いがあるのか」
も
「寄り添うコーヒー屋さん」
も
「旧軽井沢でコーヒースタンドをやる事」
も
基本的に全部楽しみながらやっています。
自分が好きなコーヒーから価値を創造し
自分が好きなコーヒーからお手伝いをし
自分が好きなコーヒーから空間を生む
全部自分が楽しんでいます。
コーヒーとともに。
だから、これからもコーヒーと共に楽しめる事は沢山やりたいです。
そして、そこには沢山の笑顔と喜びを生みたいです。
コーヒーから皆様の生活を豊にしたいです。
日々そんな思いです。
まとめ
時代や環境の変化で、きっと正解は移りゆくコトなのだと思っています。
お店を出す場所、コンセプト、見せ方など。
それらは自分の考えであり、他人の考えである。
つまり自分の考えを他人に押し付ける事もできないし、逆も然り。
だからこれだけ様々なサービスが溢れているのだと思う。
情報がありふれ、どのお店も、どの料理も安くて美味しい。
正直コーヒーも同じです。
コーヒーのクオリティは確実に上がっていて
どのお店も差はないのかもしれません。
お店をやる以上大切なのはホスピタリティと思っています。
このノートから、軽井沢コーヒーカンパニーとしての思いや考え
そんなことを知っていただきたいと思っています。
もしかしたらまた違うアプローチで事業やお店をやるかもしれません。
でも根底にあるのは自分自身もコーヒーを楽しみながら
「コーヒーから皆様の生活を豊かにしたい」と言うこと。
ほんの少しでも、些細な事でも
気持ちの中で1mmでも豊かになっていただけるのであれば
私はそれに向けて、日々精進してまいります。
KARUIZAWA COFFEE COMPANY
板倉和之
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